空き家のたたみかた!!

- 空き家・既存住宅の勉強

 

今は誰も住んでいない秋田県北部にあります祖母の空き家。長年放置されて住んだりする状態ではなくなっています。解体する方向で話は進んでいるわけですが、先日、親戚がお寺さんをお呼びして、仏壇に対して「魂抜き」を行ったようです。

さて「魂抜き」とはなんぞや。

よく法要という言葉を使いますが、法要とは、お寺の住職にお経を読んでもらうことです。この目的は、故人を偲び、そしてその冥福を祈るということにあります。法要の対象としては、お墓や仏壇などがありますよね。お墓を建てたり、仏壇を購入したような場合、それはまだ人が作った石や木でありますので、まずこれに魂を入れる儀式が必要ということです。逆に魂を入れるという儀式があるということは、魂を抜き取るという儀式もあるわけです。それが「魂抜き」。信仰の対象物として魂が宿っているものから魂を抜き取って新たな対象物に入れる場合に必要となります。これらが「魂入れ」と「魂抜き」です。

もちろんこれらは気持ちの部分も多く関わるものではありますが、このような段階をきちんとふんでいくことで、その家に関わる人たちが納得したものであればと思っています。

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このような感じで家をたたむということは、いろいろな段階をふむのだなあと私も改めて思った次第です。さてさて、それからここはどうなるの?というとそのあとは特に未定。市に寄付できるかいろいろ話を聞いて調べてみたようですが、行政には寄付も受け入れてくれなかったということです。とりあえず不動産屋さんに相談して管理していただきながら様子を見るという段階で落ち着いています。

なぜこのことをお伝えしたかったというと、この空き家の問題は、地方都市においてこれから大きな問題のひとつとなってくると考えているからです。その真実を知ること。それは建築に携わるものとしてこの問題についてより多くのイメージやビジョン、考え方を発信するための勉強なのではないかと考えます。

残すものはなにか、また残さないものはなにか、残すためにはどんなことが必要になってくるか。その見極めや提案は我々がこれからさらに能力を発揮していかなければいけないことであると考えています!

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