秋田の歓楽街『川反』

- 秋田を視て言葉にする

秋田市の歓楽街「川反」。秋田県外の方用に読み方をご説明すると、川が反るって書いて川反(かわばた)と読みます。秋田市随一の飲食店密集地で、秋田駅から歩いて15分くらいのところにあります。

でも川反って地名はもうないんですよね。通称です。現在の秋田市大町の旭川という河川沿いの繁華街を指します。藩政時代は「川端」という字だったみたいですね。「川反」に変わった由来は、旭川の東、武士町から見て「川の反対側」であるためそう呼ばれ始めたそうです。

明治頃から料亭が開店し、芸者がまちを歩き、花柳界や飲食業界の拠点としてにぎわいはじめ、昭和初期あたりになると県外から著名人も多く訪れるようなまちとなりました。戦後はキャバレー、バー、スナックなどが増え、高度成長期には東北有数の繁華街に成長しましたが、バブル崩壊後から客は急速に減少。今は寂しさ風情が売りとなってしまっている飲み屋街となってしまいました。

さあ、川反の手前です。旭川に沿って、道路側には幽霊が出てきそうなくらい風流な柳並木があります。そんな柳たちは、いろいろなまちの歴史と人間模様を見てきたのでしょうか。

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その川の反対側に行って、夜になると、はいドン!

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なるほど、こりゃ川反だ(笑)。川に反した場所に繁華街(でも人が少ない。。)。さっきの由来とずれますね(笑笑)。繁華街は南北にのびていて、向こうの南へ行けば行く程そ街並みはあやしげ~になっていきます。

さあ、また川沿いに戻しましょう。ドン!

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 暗い。。ほとんどの建物が川におしりを向けていることがわかります。せっかく街のなかに川が通っているのにさびしい。川に向いているお店はほんと数えるくらいですね。もっと川に向いた空間が増やせたらいいのになあ。

最近では、河川付近部分に関して規制が緩和され、水辺空間が楽しくなりそうな可能性がでてきています。それを試みているのがこちら大阪にある北浜テラス!

北浜テラス

NPOやビルオーナーそして行政が手を取り合い、社会実験などを経て今に至っているそうです。すばらしい!!

他にも東京都では隅田川の河川敷などで社会実験として実施しておりまして、好評ならその後もやろうかとのこと。

なので川反の旭川沿いも建物から出っ張った下屋の空間をなくし、室外機置き場を上にもっていってこ~んな感じに!!

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絵みたいに川反地区の飲食店のバルコニースペースにかぎり、1mまで河川にはみ出して良し!みたいな緩和ルールがあると、既存建物のお店でもスペースがとれそうなんですがね。外で飲食するなら川をもっときれいにしないといけないですね!!

またやってしまいました!川反をかるーく語ってからの妄想建築!!

おつきあいいただきましてどうもありがとうございました!!

<川反の歴史・文化について記載した参考資料!>

・あきたの灯 川反物語 (河北新報社秋田支社/編者 秋田文化出版社)

・川反いまむかし 紅燈柳影抄  (黒川一男/著 無明舎出版)

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