あきたこまつ動物病院ができるまで~地域動物医療サービスをデザインする~

- 設計の仕事

「あきたこまつ動物病院ができるまで」と題しまして、我々が設計いたしましたあきたこまつ動物病院プロジェクトの過程を書き綴ります。

□ 地域に密着した動物医療サービスをデザインする!!

 

「故郷の秋田に動物医療で貢献したい!!」
この動物病院プロジェクトは、獣医師であるお施主さんご夫婦のそのような想いからスタートしました。
地域に密着した動物医療とお客様への丁寧なサービスモットーとした病院の考えを、いかに具現化してゆくか。空間として提供してゆくか。このようなテーマを掲げ、プロジェクトは動いてまいりました。
動物医療サービスというソフトの部分と動物病院というハードな部分をいかに融合したものにしてゆくか。
これは、建物がまずありきではない、これからの時代に大切となってくるはずです。

□ 動物病院という建築のこれからを考える

 

お施主さんの建物自体の希望としては、「家っぽくない建物にしてほしい」「地域周辺や道を通っている人たちに動物病院という存在を発信する建物にしたい」というものがありました。
なるほど確かに。今までの秋田の動物病院をながめてみると、家にとってつけたようなかたちのものが多かったような気がします。これは、動物医療というものに対して、秋田という都市がまだ発展途上であるということを表しています。
動物と人間の関係は時代とともに関係がより密になり、家族同然の関係性を築きあげています。そしてそれに比例しながら年々、動物医療のレベルは上がり、動物病院自体もその数が多くなっています。

お施主さんの要望の言葉には、動物医療というサービスをより日常的に、より身近にしてゆこうという想いが含まれていたのです

□ 動物病院という用途を敷地にフィットさせる

 

最初に敷地を初めて見せていただいたとき印象的だったのは、細長い台形状の敷地であったということです。敷地を見た後に、自分で動物病院の事例を参考にいくつか見てみたのですが、そのほとんどが正方形に近い平面計画でした。これは、そのほうがより合理的に診療スペースの動線計画を組むことができるからです。

敷地が特徴的であったのと、そのなかでどう病院という機能性を求められる建物を設計するか、お施主さんの夢を具現化するか、そしてもちろん予算との兼ね合いとのバランスを調整しなければなりません。なかなかの難題と向き合いながら病院づくりは進んでまいりました。

しかしながらそれらを解決し、さらなる飛躍を求めて提案をしてゆくのが設計、デザインの醍醐味です。

 

 

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