空き家の利活用フォーラム参加

- 空き家・既存住宅の勉強

昨日は、なかいちのにぎわい交流館AUで行われた空き家の利活用フォーラムに参加してきました。
会場は私が思っていた以上にたくさんの方が参加しており、座る席がほとんどない状態でした。報道陣も多かったですね。この問題に対する興味の度合いを実感しました。

祖母の家が現在空き家になっているので、自分自身が体感している問題を考えながらお話を聞いてました。あそこに住めるか。とか。今後あそこはどうしていくのか。とか。空き家を利用するという意識を多くの人にお伝えできるのか。とか。

まず今空き家を利用して生活していく可能性のある人たち。お話しによるとやはり地方に移住希望の若い世代だということです。県内の若い人たちも中古の物件を求めている方も多いようです。確かに私の友人も最近中古一軒家の物件を購入しました。地方都市だと新築は買えないけど一軒家に住みたい。やはりそういうかた多いんですね。

では、実際に空き家としては現実的にどのように使うことが望まれているのか。聞いてて実感できたのは、空き家は賃貸があっているのかなということ。空き家は賃貸にしたり、仮住まいや、短期滞在程度でまわしていったほうがよいかと。ある程度整備をして貸す、それを繰り返して人の生活を回転させて住まいを生かすという方法ありかと。古い家に長く住むという感覚はよほどいい感じな民家でないかぎり思わないですよね。修繕もありますからね。

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さて、空き家フォーラムでは空き家の改修事業からのお金の回収のお話へ。NPO法人のような中間組織が関与する方法が今は一般的のようです。事例ででておりました徳島県神山町の例は、私も以前建築の雑誌で拝見したことがあります。
空き家の利用があたりまえになるような資金調達モデルはこれからより検討を重ねていくべきですね。お店やオフィスなど商売をやるならば、ある程度の回収モデルは組み立てられそうですが、住居を考えると補助金や税制優遇のようなものに頼らざる得ないですよね。だとすると利活用優先に考えると回転のある空間の使い方がよいように感じるわけです。

さて、先日お伝えした空き家の利活用フォーラムのレポート第2弾ということで、今回は県内で行われている空き家の取り組み事例についての発表を引き続きお伝えしてまいります。

最初は大館市の行政の方から、空き家に関する取り組みについての報告でした。

こちらの報告は市で行っている空き家バンクについて。

住宅は更地にしてしまうと固定資産税が高くなってしまうので、持ち主は解体しないことが多いです。このような現状から、大館市はそのストックの再利用を中心とした事業をすすめています。

移住交流のツールとして利活用したり、大館市を知ってもらったり、空き家バンクを利用してネットワークづくりを行ったりと、やはり基本は空き家の賃貸と関わる事業となります。
大館市ではこれまでにも、廃校をハム工場にしたりだとか(これ今度見学行ってみたいと思っています!)公共施設の再利用などがすでにうまくいっている事例があります。

ちなみに大館市では平成25年度の固定資産税納付書に空き家バンクの募集チラシを同封するそうです。これはすばらしい!

近くに大館・能代空港もあるので、都会と田舎の距離を縮めるようなライフスタイルを提案しながら進めていくとここはもっとうまくいくかもしれないなと可能性を感じました。

そして次は河辺・雄和商工会の方からの空き家に関する取り組みについての報告でした。

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河辺・雄和をアートの里にしたい。空き家や空き店舗を地元のアーティストに貸して創作してほしい。それを地域と一体となってやっていければという考えでした。その想いも伝わってきました。
ただアートにたよらず雄和とか河辺は、空港もあるし、高速道路もあり、交通インフラが充実している。近くには国際教養大学もあるし、起業したい人たちの受け皿をつくってもらうことにも大切ではないかと発言させていただきました。

芸術であれ、デザインや工芸であれ、農業、食べもの、起業することなど、あらゆる創造の受け皿の場所として活性することが重要だと考えます。融合ですね!さまざま分野から生まれるこの融合が大きなものづくりというとらえかたかたのなかで、まちのあたらしいかたちをつくられると思います。
我々が働く中心市街地と秋田の玄関口河辺、雄和が関係しあえる位置関係となって、よりおもしろいまちになっていけばと思っています。

建築学生から設計事務所で働いた年月のなかで、建築というかたちや定義の範囲が広がり、発展しはじめています。どういうことかというと、建物を新築提案することだけでなく、今回のように空き家の利活用するための提案や、地域をより活発にするためのワークショップなどでの盛り上げなど。
建築というのは人が生活をするためのあらゆることであるということです。これらを創造して提案することが我々の世代には求められているし、その要求の先にある課題に対して答えをみつけなくてはいけないことが増えてくるはずです。
その課題と向き合った活動を設計者の立場としてこれから行ってゆければと思っています!!

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