秋田で二世帯住宅は増えつつある!?

- 設計の仕事

 

東日本大震災をきっかけに、家族と共に暮らす日常がいかに大切であるかを再認識した人は多いと思います。そして今、世代を超えて家族が一緒に暮らすことの安心感、幸せな日常を手に入れたいと思う方も増えてきているでしょう。

今回は、「二世帯住宅」というライフスタイルについてお話ししたいと思います。

二世帯住宅という住まい方、これは震災後の情勢としてそうみえたり、決断の後押しにはなっているかもしれませんが、実際は経済的な切実な話でもあるんです。
というのは、不況による経済不安で、子世帯が自力で住宅を購入するのは難しい時代となっています。さらにその情勢から家計の維持、そして現在は女性の社会への貢献がさらに必要な時代となり、共働きの増加が顕著であります。
そこで子世帯が十分に貯蓄がない若いうちに親との同居を希望し、親世帯が建物に関しても資金援助するケースが増えています。子世帯は共働きが増加し忙しさが増しているのにもかかわらず、保育所などのインフラが不整備であるため、育児に不安や苦労がつきまといます。そこで子どもが小さいうちに二世帯住宅に住めれば、家事や育児において親からの協力を得やすくなりますよね!

秋田など地方都市においては、一般的に首都圏と比べて賃金が多くはないです。そうするとおのずと夫婦二人で働かなくてはいけない。新聞にも載っておりましたが、共働き率でもやはり秋田は全国の平均以上の数値をたたき出しています。
実際に私の同世代の友人・知人なども、結婚して共働きをしてかつどちらかの実家でいっしょにくらしているケースは多いですね。このことが二世帯住宅がこれからの家族形態としてより増えていく傾向、可能性のひとつになってきそうです。

では現在ではどんな住まい方が多くなってきているのか?
2世帯住宅の変化は、子世帯の生活実態を反映したものになりつつあります。いつぞやのドラマやワイドショーであった、嫁姑の関係なんていってられないです(笑)。
世代を超えた家族のかたちは寄り添って協力しあって生きていくかたち、そしてそこに幸せが生まれる場所が必要となってきています。実際に一緒に食事やコミュニケーションをとる部屋を設けた間取り、そして中庭を各世帯が関係しあう居住空間が増えています。
よい建築、よい住まいは必ず人と人が関係しあう場所をつくりあげるんです!

こちらは私が以前に担当させていただいた2世帯住宅です。

北千束の家(2世帯住宅)

kitasentop

(photo:株式会社ホープス)

共用に玄関ホールを設けて、1階には親世帯、2、3階には子世帯の構成となっておりますが、やはり家族全体が集まる大きな空間がほしいということで、長いカウンターをもうけたリビング空間をもうけています。
こちらでは家族が集まったり、何か作業をしたりなどそれぞれがおもいおもいのことを行える空間をつくっています!

世帯と世帯では年代も異なるのでおのずと意見の相違もでてきます。それを聞きながら何がこの家族にとって大切であるかをくみとりながら提案するというのも我々設計事務所の役割です。
でもお打ち合わせを行いながらのこの役割はとても楽しく、かつ自分にとっても勉強になりましたね!どうもありがとうございました!!

そしてさらに税優遇などの政策が後押しし、二世帯住宅を購入しやすい環境にもなってきているようです。
そこでまた新たな二世帯住宅のかたちが生まれつつあるのではと思います。

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