地域医療と空間

- 設計の仕事

Sクリニックプロジェクトをとおして、「地域医療」と空間について考えさせられることが多くたいへん勉強になりました。
ありがとうございます!

さて「地域医療」。こちらの言葉は欧米では「プライマリーケア」という言葉の一部としても表現されてもいるようです。
地域の方々が最初に受診する医師として、その後継続的にお世話になる医師として、個々にあわせた献身的な医療を科学的な最新の医学的知識で診療にあたる。そして地域と関係を築きあげていく。
そして医療ネットワークを周辺の医療関係施設を連携しながら、患者さんにとって最適な医療サービスをご提供できるようにする。
秋田県南のこの地域でその核となるのがSクリニックとなります。

そこで我々設計者がどんなお手伝いができるのかというのを考えると、空間のアメニティ(環境に対して快適性や魅力的なことを意味します)の部分であると考えます。
それは動線計画や機能性はもちろんのこと、医師の想いを空間で表現して身体化する作業でもあると考えます。

例えば待合空間。
こちらはお越しになった患者さんがいかに落ち着いて過ごすことができるかを考え、吹き抜けや開口、材料や色、照明などを用い、空間の雰囲気づくりを行ってまいりました。

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そして診療空間。
診察室や処置室の空間に余裕を与えることで、部屋に入ってくるお客さんの様子を観察しながらその状態をみる。
つまり医師とあいさつをした段階からすでに診察ははじまっています。
そんな余裕のある診療空間づくりを行いました。

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患者さんの行為を想像したりしながら打ち合わせをすすめ、機能を超えた優しさ、思いやりの部分をいかに空間でケアするか。このことがとても大切になってくるわけです。
そこから、暖かいゆったりとした、住まいの延長上にあるくつろげる空間が生まれました。
医院というよりもサロンのような気楽でリラックスできる空間です。
この場所からコミュニティも生まれてくるでしょうね!

空間はその機能、プログラム、行為などを検討しながらそのクオリティを発展させることができます。
ユーザーを想像して創造するものを捉えなおしながら、これからもさらによい空間づくりのお手伝いができたらなと思っています!!

 

 

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